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仏教に関するQ&A

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お墓の形や大きさについて…

親が亡くなりお墓を新しく建て替えようと思い、本などでいろいろ調べたらお墓の周りに囲いを作らないとダメとか、先祖代々のお墓を真ん中にしてそれより大きなお墓はダメとか・・
テレビでもある人がいろいろ言ってますが何か注意すべき事はありますか?
先祖代々のお墓の他に小さいお墓もいくつかあり、それも先祖代々にまとめるべきとも書いてありましたが、お墓の土地が広いのでそのままにしてはだめでしょうか?

住職からの答え

お墓のことでいろいろ言う人は実に大勢います。
方角がどうの、大きさがどうの、形がどうの、質がどうの、文字がどうの、とキリがありません。
どれも実に科学的根拠のないものばかりです。
確かに宗教は科学とはちがいますが、宗教は「心の科学」なのです。
迷信と科学を見極めることが大事なのです。

善からぬ輩や悪い迷信にひっかかるととんでもないことにもなります。
悪い迷信か正しい見識かを見極めることが大事なのです。
それには正しい宗教としっかりとした信仰が必要なのです。

お墓にとって大切なことは御先祖様に対する敬慕と感謝の「心」です。
お墓の様子を見るとそのお墓の施主さんの心が伝わってきます。
当山の墓地をみても実に様々です。

いつもきれいにされているお墓をみるとこちらの心まで和みます。
きっとお家の仏壇もきれいにされているのだろうと想像できます。
お仏壇やお墓を大切にされている家は「家内安全」な証拠です。

また、家内安全だからこそお墓や仏壇を大切にされる余裕があるのでしょう。
いずれにしろ仏様ご先祖様の供養と家内安全は別のものではないということを心すべきでしょう。

結論としては、お墓は大きさや形や質が問題ではありません。
ご先祖様への報恩感謝の心があるかどうかが問題なのです。
「心の科学」ということを考えてみて、あなたの心の篭ったお墓をアレンジしてみてください。

合掌

曹洞宗正木山西光寺