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平成26年11月11日 男性からのご相談

どうしても回りにいる知り合いの坊さん達を尊敬する事が出来ません。
大酒は飲む、女好き、お金大好き。まさに煩悩の塊の様な坊さんばかりです。
それがあまりに酷いので仏教自体が信用出来なくなっています。
私は無外流と言う居合いをやっておりますが流祖は禅道も修行したと伝えられております。
何か良いお言葉を・・・。

西光寺住職です

あなたのおっしゃるように確かに今の坊さんの中には煩悩の塊と言われても仕方ない方も多くいます。
日々仏道に精進し、衆生を教化するという本分をわきまえている坊さんが果たしてどのくらいいるのでしょうか。
わたしもそのうちの一人かもしれません。実に恥ずかしい限りです。

日本にある仏教はすっかり形骸化してしまいました。
原因はいろいろあるでしょうが、一番の原因は明治時代の妻帯に始まったのかもしれません。
家族を持ったことで世襲になり、法人である筈のお寺も必然的に公私混同になってしまったのです。
とても「出家」とはいえない「在家坊さん」の"完成"です。

しかし、坊さんにもまったく個人差があります。
なかには檀徒から厚い信頼を得ている住職も多くいるのも事実です。
檀家制度である以上菩提寺の坊さんを選ぶことはできません。

「信教の自由」があります。どうしてもイヤだったら離檀するなり、改宗する選択肢もあります。
ただ、仏教自体はすばらしいものです。
「坊主憎けりゃ袈裟まで・・・」じゃないですが、どうか仏教自体を嫌いにはならないでください。

合掌

曹洞宗正木山西光寺