千葉県南房総館山市にある曹洞宗のお寺です。水子供養・永代供養・ご祈祷などのお申し込みは当山まで。坐禅体験もあり。

曹洞宗 正木山西光寺

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仏教に関するQ&A

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30歳代の男性の方からのご質問

最初にチャレンジするのに適した公案を教えてください。
また、その公案にはどのように向かうべきでしょうか?

答え

公案についてのご質問にお答えいたします。
公案には古則公案から現成公案があり、それは総て三宝印(諸行無常、諸法無我、涅槃寂静)を悟るための修行の手段として本来師匠から付与されるものです。
およそ一千八百則ともいわれていますが現成公案を考えるとその数は無限と言ってもよいでしょう。
つまり基本があって応用があるということです。

公案は見性(けんしょう)するための手段でありますが、基本はあくまでも坐禅のなかで単提(たんてい)されるものです。
その応用が現成公案であり、それは宇宙の悉界一切総てが公案であると捉えるものです。
公案については「無門関」や「碧巌録」などがその代表的なものですが、どれも解説書が多く市販されていますのでそれを参考にされたらよろしいでしょう。

ただし公案とは本来説明や解説するものではありません。それは解説で到底解るものではないという意味です。
実際お師家さんの書かれた解説をみても本当の‘ところ‘は書いてありません。
書いてないというより‘書けない‘のです。
公案とは‘考えて‘理解するものではないからです。

公案とはそもそも‘考える‘という人の分別意識からの‘開放‘と一切の‘理屈‘を捨て去った実相の世界を‘体験‘することをねらったものなのですから。
それと公案は無限にあるといいましたが、一つの公案を完全に会得したときにはそれは同時に総ての公案を看破したことにもなるのです。

では何故沢山の公案があるのでしょう。
それはいろいろな角度側面から見性の深さと確信を求めるからです。
公案は個人で勝手に取り組んで勝手に自己合点するものではありません。
公案には必ず「証明」してくれる人が必要なのです。それがお師匠さまです。
公案はお師匠さまより与えられお師匠さまの室に入りその答を示し認可されてはじめて透過したことになるのです。

当ホームページの「法話」に「隻手の声」の公案について載せてありますが、これは古則公案ではありませんが、有名なだけではなく実に象徴的な公案だと私は思っています。
それに公案に難易度はありませんが、これは比較的解り易いものだと思います。
片手の音が聞こえたらこの公案は「合格」です。あなたはどう証明しますか。

公案の代表的なものといったらまず「無字の公案」でしょう。
「『無』とは何か」という公案です。これは無門関の中にある公案です。
公案禅の指導の中では最初に付与される公案ですが、実はこれがなかなかの難問なのです。
これこそ真眼子のあるお師家さまに師事しないとなかなか解けない公案です。
いずれにしろ公案に参じるにはしっかりとした師匠に師事することです。

合掌

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